親の家から夜逃げして
2016年の10月に、私は親の家から夜逃げ同然に一人暮らしを始めました。
それから、生きることがとてもとても楽しくなりました。
親の家に住んでいた時は、息苦しくていつも体の調子も悪くてつらくて大変でした。
一人暮らしをするときも、いろいろな理由があって住民票は親の家から動かせませんでした。
住民票と現住所が異なると、いろいろと不便なこともあり、大変なこともありましたが、親の家に住むよりずっと楽しい生活を送ることができました。
たとえば、MVNOの新規契約を結ぶのに顔写真付きマイナンバーカードを身分証に使えません。
保険証も国保だと使えません。
マイナンバーカードも国保の保険証も住民票の住所と同期していて、住民票の住所が記載されるからです。
運転免許証を消印付き郵便物で一人暮らししている住所に書き換えてなんとかできる部分もあり、工夫する知恵がつきました。
一人暮らししてから、家事も楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
自炊するのも、部屋の掃除をするのも、洗濯をするのも楽しいことでした。
私鉄の駅から徒歩2分で、12平米ほどしかない部屋でも家賃が高く(現在神奈川の陸の孤島で住む3DKと同じくらいの家賃)、金銭的な意味ではつらかったものの、一人暮らしは1年4か月楽しみました。
一人暮らしのうち、最後の半年くらいは、現在一緒に住む人と一緒に暮らすための準備を進めました。
その一緒に住む人は、私が一人暮らしを始めて元気で明るくなった姿しか知らない人です。
それより前の私の様子を知らない人で、キラキラした私しか知らず、昔を忘れることができます。
私がメインで使うツイッターアカウントでは、一人暮らしを始める前のフォロワーさんも多く存在します。
親の家を脱出して、キラキラした私しか知らない人に大切に扱われて、いまは幸せです。
現在一緒に暮らす人は、私よりずっと家事が下手で、どんな料理を作っても褒めてくれます。
掃除や洗濯もすると感謝してくれます。
あと、一緒に住むときに相手の苗字ももらいました。
親の苗字は嫌いだったので、あまり本名を名乗りたくなかったのに、いまは本名を名乗ることが楽しくなりました。
他人と暮らす時に書類を出したら相手の苗字をもらえるなんて、とてもいい制度です。
親の家を夜逃げしてから、どんどん私が生きやすい環境を整えてます。
自分で環境を変えていけば、生きることは楽しいことです。
今年の10月からは、乳児を含めた3人暮らしになると思います。
暖かい幸せな家庭を築いて、その乳児も愛情たっぷりに育てたいと思います。