シュタイン

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陸の孤島に住んでみて駐車場料金から考える

2018年12月まで、人生のほとんどを東京都23区で車に「品川」と書かれるエリアに住んでいました。

品川のナンバープレートが配布される地域は、23区でも南側にあたります。

月極駐車場も空きが少なく、駅から遠くても2万円強かかり、収容駅から近ければ5万円以上します。

代わりに電車やバスや地下鉄は頻繁に便があり、車を停める場所のことを考えるより、徒歩やバスで駅に行くか、自転車や原付で区営駐輪場に置いて駅から電車に乗ることが一般的です。

高校などでは自転車での通学を禁止する学校が多いものの、学校や駅からの距離によっては自宅最寄り駅までの自転車通学のみ許可を受けられることがあります。

 

そんな地域に住んでいた時は、自家用車を持って車で移動して生活するのは、贅沢だと思っていました。

 

月極駐車場の相場が月2万以上の地域は、バスや電車や地下鉄などの公共交通がある地域なので、自家用車は贅沢だといまでも思いますが、もっと相場が安い地域は生活に必須のものだと思うようになりました。

月に2万円以下で8千円以上の地域なら、家族構成によっては自転車や原付で工夫するものの、世帯収入に余裕があれば自家用車を所有するようになることがわかりました。

今の私の自宅周辺の月極駐車場の相場は、2万円以下8千円以上です。

駅やコンビニやスーパーや郵便局やドラッグストアが自宅から徒歩10分以内に全くありません。

一番不安になったのは、母子健康手帳を受け取ってから市内のタクシー会社数社に問い合わせてみたものの、陣痛タクシーはすべてエリア外だと登録を断られたことです。

予定日超過で計画入院になったら安心してバスと電車で移動して入院できるので、予定日超過になると楽だといまは思っています。

 

月極駐車場の相場が8千円以下の場所は、自家用車を所有していることが前提の車社会だと思います。

賃貸を借りれば駐車スペースが必ずついてくる地域や、車庫証明も要らず、どこに停めても無料のような地域は、もう自家用車以外に移動手段か存在しないような地域でしょう。

そんな地域では、自家用車は生活インフラなので、贅沢品ではありません。

 

去年までは自家用車は贅沢で、日本のすべての場所で自家用車無しで生活できると思っていました。

品川のナンバープレートが配布される地域と比べたら陸の孤島に引っ越してきましたが、駐車場料金の相場によっては自家用車が贅沢品だけど、安い地域は生活インフラで必要なものだと理解できました。

そして、日本国内では月極駐車場の料金が8千円以下の地域の方が多いようです。

神奈川県でも東側はそんなに必要ではありません。

県央や西側は自家用車が必要な地域です。

ずっと品川のナンバープレートが配布される地域に住んでいたら、わからないことでした。

見聞が広まってよかったと思っています。