シュタイン

シュタイン

認知症の方々と関わって

今年の2月から、認知症の方々と関わる機会をえました。

週に2回ほど、傾聴ボランティアという立場です。

終わったあとは、本当にくたくたに疲れてしまいますが、楽しいです。

遅刻せず通っているので、担当者から斡旋してくれた人には「遅刻せず真面目に責任を持ってきてくれる人で、ボランティアとして受け入れられてよかった」と、報告が伝わっていて、嬉しく思ってます。

傾聴ボランティアは、1人1人が長続きしないのかもしれません。

私が通っている先は、基本的に認知症の方とお話しします。

同じことを繰り返し繰り返し何度も言われるのを、はじめて聴いたかのように反応して、和やかな会話をするのは、確かに疲れます。

ボランティアは、時給のような枠で決まってる賃金は発生しませんし、遅刻や当日欠席や無断欠席も、多発するのかと思ったので、遅刻せず毎回ちゃんと行くだけで褒められるのでしょう(憶測です)

認知症の方を大切にできる社会は、記憶や生活能力が衰えてしまっても、 「生きてるだけで価値がある」と、あらゆる人が感じられる社会になると、図書館の本で読みました。

 

認知症は、食事の用意、入浴、洗濯、着替えetc

いろんな自立して生きるために必要なことをやり遂げる力を失っていく疾患です。

出入り口は番号式の鍵がかかっていて、世話をしてくれる職員がいて、時々家族が面会にくる施設に入れている方は、本当に幸運だと感じます。

その方々をちゃんと世話している場所があることは、社会生活を送る上で、安心できるものです。

 

誰もが生きていたら、ガンになるか、認知症になるか、あるいはそれ以外の病気になるものです。

いくつもかかってしまうかもしれない。

----そうなっても、人として尊厳を持って扱われる。

そう思える希望の場所です。

まあ、実際には貯金が全然なくて入れる施設がないとか、一定の収入がある家族がいて、定期的に契約書を交わしてくれたり、利用料を納めてくれない状況で、いいケアを受けられないケースになるかもしれませんが……。

 

いま、そのようなケアを受けられる認知症の方がいるのは、安らげます。

はやく就職したい。